防災グッズの管理にはTrelloがオススメ
三行要約
- 防災グッズの管理方法について
- Trello を使って管理してみた公開ボードの例
- Trello のリスト/カード/ラベルの設定ルールの紹介
前置き
2018 年は何かと災害の多い年ですね。災害に直撃された方へのお見舞いを申し上げるとともに、それ以外のエリアにおいてはそれぞれのおうちで防災グッズを改めて見直し、買い直したり買いましたり、といったことがされたことと思います。かく云う我が家も同じくで、改めての防災グッズの買い揃えをおこなったのですが、そこでふと、これらの防災バッグの中に入っているものの管理/可視化をどうしよう? と思いました。
自分で言うのも何ですが、私は怠惰です(エンジニアの美徳に従って) 「アレって防災バッグの中に入ってるんだっけ?」「非常食の賞味期限ってまだ大丈夫だっけ?」とか、そう心配になった時に、わざわざ防災バッグを開けて中を確認し直す、などという大仕事をしたくはありません。
一方で、いざという時になって「ゲェーッ! しょ、賞味期限が 3 年も前だァーッ!」などということになるのは、もちろん嫌です。
つまり、怠惰な人間が、防災バッグの中を確認することなく、中身の種類/期限管理をできるようにしたい(期限が近づいたらアラートが飛ぶようにしたい)というのが、要件となります。
そこで、そう、みんな大好き ToDo 管理の神ツール、 Trello さんの出番というわけですよ。まあもはや Trello についての説明は不要ですね。 Trello ってなんぞや、という方はまず Google で。
Trello には、ボードを公開する機能も備わっていますから、そんなわけでまずは公開ボードとして例をお見せしたいと思います。
公開: Trello ボードの例
上記キャプチャのような感じになっています。もう少し詳しくご覧になりたい方は、以下リンクより飛んでご確認ください。
▶ Trello - 公開ボード:防災グッズ管理サンプル
ちなみに、あくまでサンプルです。「簡易トイレあった方がいいよ!」とか「医薬品ねーじゃねーか!」とか思われるかもしれませんが、実際の管理ボードではあるので大丈夫です。
ボードの解説
解説というほど大仰なことは不要と思いましたが、簡単に。リストの分け方
- 防災バッグ: バッグの個数分だけリストを作る
- 防災バッグ外: バッグに入りきらないもの
- 購入予定: これから買い足したい/足さねばならないもの
つまり、最少で 3 つのリストから成り立ちます。
購入予定リストを入れておくのも必須と考えています。買い物に出かけていたとき、ネットの記事や雑誌などを見ていたとき、ふとしたときに、「あっ、あれ買わないと」と思ってすぐにリストに追加できる状況を作っておくというのが、重要です。そして、この購入予定リストにいつまで経ってもカードが入っているままというのは、大変よくありませんので、常にここはカラになっているよう意識しましょう。
カードの作り方
カードの作り方は、 Trello の使い方の肝となるところですね。色々なやり方/考え方があると思いますので、一例としてご参考まで。
まず、物理的単位として一つと見なせるものは、一つのカードにします。つまり例えば、レトルトカレーのパウチが 1 つあったら、 1 カードとします。缶ジュースが 1 缶あったら、 1 カードとします。
レトルトカレーが一つの箱としてまとまっていて、その箱の中にパウチが 5 つあったとしたら、それは箱から出してしまって(嵩張るし)パウチ 5 つとして 5 カードとします。
これについては考え方が色々と思います。例えば、「一食分」としてまとめたものを一枚のカードにするという考え方。これであれば、中のチェックリストで、一食分として何が含まれているかを管理することになります。が、この難点としては、次に挙げる期限問題のアラート管理が難しくなります。つまり、リスト内に含まれるいずれの期限を設定するのかという問題。まあ、最短のものが設定されるとは思うのですが。私はとかく疎結合を愛するので、バラバラにしておくことにしました。何を組み合わせて食べたいかなど、その時の気分にもよるでしょうし。
食糧/飲料/薬品など、賞味/消費期限必須なものには、期限をつけます。そうすることでアラートが飛んでくれるようになります。賞味期限当日にアラートが飛んでこられても困る、という場合には、余裕をもって一定の日数を差し引いた日付を設定しておくと良いのではないでしょうか。
サンプルのボードでは、縦幅とられてしまうため写真を付けることはしていませんが、「これ何だっけ??」となりそうな場合には、写真を撮って画像を添付しておくと良いでしょう。
ラベル
ラベルは見やすくなればいいんじゃないかなくらいの使い方がオススメです。あんまり細かくラベル管理しようとしても、怠惰な人間からすると面倒になって仕方ありません。
ここでは、食糧/飲料など、期限が設定されているものだけ、そして十分量が含まれているか一見して分かりやすくなっていて欲しいものだけ、設定するようにしています。
以上
以上、 Trello を用いた防災グッズ管理方法の一例でした。
防災グッズというのは、「買い揃えないと!」と思った時の高い熱量を維持したままに、保守管理を続けること困難なものです。少しでも、「どうしたもんかなー」と思っている方のお役に立てばと思います。
また、「もっと良い方法あるぜ!」という方がいらしたら、ぜひ、コメントや Twitter などで教えてください。どこまでも怠惰に管理でき、災害発生時に少しでも快適に過ごせる方法を追求しましょう。
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