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2018/08/27

今月の読書紹介(2018/08/01~2018/08/26)『日本人はなぜ臭いと言われるのか』『怪異古生物考』『日本のヤバい女の子』『JTの変人採用』『ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。』『台湾の若者を知りたい』『TRAVEL PHOTO RECIPES BOOK』『40代からのシックスパック』


読んでる本を一冊一記事で紹介していこうかなと思ったこともありましたが、そこまで一冊一冊書いていくことを日課にしていけなそうということで、今月とか今週とかそういう単位でやってみようかと思います。
SEO 的には弱くなりそうですが、なるべくタイトルに詰めてみよう。

さて、今回は初回ということで、今月、というくくりで、 2018/08/01~2018/08/26 の期間に読んだものからいくつか紹介していきます。

桐村里紗『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』光文社新書、2018. (amazon で見る)

いきなりこの本? という感じですが(笑 なかなかセンセーショナルなタイトルがついているものの、しっかり科学的な内容で参考文献もついてます。

書名の「なぜ」に対するアンサーは、「慣れないものについては嗅覚がより鋭敏に働く」というのが答えになるわけですが、特に日本人が臭いと言われるのは口臭についてのようですね。もちろん、「日本人が」というからには、対比されるのは外国の方々になるのですが、その外国人に対しては逆に日本人側からは香水全開できつすぎるという評価になる。それもこれもやっぱり「慣れないもの」だから。

そうは言っても、臭いと言われるのは気になるもの。でも、この本で一番言いたいとされているのは、匂いとちゃんと付き合っていきましょう、ということです。病気や疾病が原因ではない匂いについては、正しく自分のものとして付き合えばよい。付き合い方の具体的なメソッドもいくつか紹介されています。ただそうではなく、病気や疾病が原因である場合は大きな問題で、特に口臭については歯周病の日本人が本当に多いのでオーラルケアを正しくおこないましょうと説かれています。口臭以外にも、各所体臭(頭皮、顔、等々)の適切なケアの仕方についても紹介されています。

何かと気になる人も気にならない人も一読の価値ありです。


土屋健著/荻野真諧監修『怪異古生物考』技術評論社、2018. ( amazon で見る)

あの神話上の古代生物が、実は絶滅動物の化石から発想されたものだったのでは……!? という空想ならぬ妄想が繰り広げられる一冊。イラストも相俟って、なかなかの説得力があります。

こういうのは、昔から、「世界地図眺めてたら、何か、アフリカと南アメリカのところってくっつくような。これ昔はつながってたんじゃね?」的な大陸移動説やら、「トロイアの文明は絶対にあったんだ! 単なる物語じゃないんだ!」的なシュリーマンさんやらが、色んな人々に呆れられながらも情熱を持って突き進んでいった結果「どうやらそれ事実っぽいわ」と言われるに至ったという例が枚挙に遑ないわけで、この本で語られているユニコーンやらグリフォンやら天狗やらも、いつの日か「あ、この説合ってるっぽい」と言われる日が来るかもしれません。


はらだ有彩『日本のヤバい女の子』柏書房、2018. ( amazon で見る)

自分でイラスト描いてテキストまで書いて、ってできる人は強いなーと、内容以前にまずそこに感銘を受けてしまった(笑

色んな日本の昔話やら神話やら御伽噺やら講談やらから、「え、何なのこの女の子」と思われるであろう人達がピックアップされています。ただそれだけでなく、現代風に切り込んで「分かる、わかるよー」と寄り添って語られています。確かに、めっちゃ理不尽な展開多いですもんね。

なので、「ヤバい女の子」といっても「いや別に女の子自体はヤバくないよ」というケースが多いですし、「ヤバい女の子」に対してだって、「うはww 何こいつw ヤバすぎんだろww」って煽ってるわけでももちろんなく、「こういう背景があるんじゃね?」と擁護されているのがほとんどでした。

昔話(クラシック)は、であるからこそ色んな読み方があるので、古い=退屈などと思わず、温故知新に楽しむのも良いと思います。


米田靖之『JTの変人採用 「成長を続ける人」の共通点はどこにあるのか』KADOKAWA、2018. ( amazon で見る)

twitter の方でも書いてましたが、採用で重視するポイント2点について、 ①能力(ポテンシャル) ②成長度(社風に合っているか) と定義しているのがすごく得心いきました。普通、②をポテンシャルとしそうなものだけれど、確かに違いますね。

①と②は掛け算であって、①能力10の人が②3倍しか成長せず、①能力6の人が②6倍成長できるなら、後者の方が戦力になっていくわけだから、後者を採った方が良いよねっていう。そりゃ、①能力10の人が②10倍成長する、ってのが理想ではあるけれど、なかなかそんな人、いませんし、来ませんね。

あと、良い意味での「変な人」になって仕事を楽しめ、というのが、首尾一貫して説かれていることなのですが、重要なのは、「変な人」になるより前に、若いうちにはひたすらに基本的な仕事を着実にこなして実績を上げて「信用残高」を作っておけ、という点。これが何もないうちに、最初から変なことをやろうとしても、信用されないからダメだよっていう。そりゃそうですね。




廣末登『ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記』新潮社、2018. ( amazon で見る)

「え、なんでそんな?」とこれまた気を惹かれるタイトルと、良い笑顔の写真で、ついつい手に取ってしまう一冊。「よもぎうどん」のフォントもイイ感じですね。こういうちょっとしたところに職人芸を感じます。

さて、ネタ度の強そうなタイトル/表紙に比べて、中身はかなり重めです。暴排法が本格的に導入されて以後、ヤクザのシノギが減り、彼らが表舞台から消えざるを得なくなっていく一方で、半グレや外国人マフィアが跋扈し始め、そしてヤクザをやめてカタギになった彼らに待っているのも、五年間は銀行口座を作れないというペナルティや、機会を得られても理解が得られないが故の周囲からの暴言……、それらのせいでせっかくの更生の機会もふいにしてしまい、より組織的規律のないアウトローへ堕ちていかざるを得ないという、この現状を何とかしなくてはというのが著者の想いです。

そのためには、成功体験が語られる必要があります。「うまくいくわけがない」ではなく「うまくいく例は確かにある」を示す。もちろん、この本で語られている中本さんは、自身の努力・経験が並外れたものでなかったから掴めた成功ではあるのですが、こうして成功されているモデルケースが世に広まれば広まるほど、カタギになった人達が社会に溶け込むための気風も醸成されるというものでしょう。

本の中では、カタギになってうどん屋を始めるくだりより、それまでの凄絶な話の方が長いのですが、それも含めて、滅多に聞き知ることのできないことを、たった 200 ページという短い中で追体験することができます。


水野俊平『台湾の若者を知りたい』岩波ジュニア新書、2018. ( amazon で見る)

台湾は親日、と言われます。では、日本人は台湾人のことをどれくらい知っているのか? と訊かれると、私も通り一遍の歴史的なことは語れますが、現在の台湾の若者が、どんな小学校~中学校~高校~大学に通っているのか、学事日程は、受験は、就活は、などと訊かれると、サッパリです。(台湾の某メタルバンドは有名だから知ってますが!)

この本には、そんな「いや、ごめん、知らない……」という内容が、実際の若者達への取材を通して語られています。

ただ、日本よりも学歴社会だという割には、新卒一斉入社という文化ではなく、数年のアルバイトやら留学やら家事手伝いやらを経てからの入社、というのが、正直なところいまひとつ理解に苦しみました。実力を積んでいないと入社できない、というのであれば、学歴なんかどうだってよいのでは……? と思ってしまうのですが。ふーむ。


野寺治孝『TRAVEL PHOTO RECIPES BOOK』玄光社、2018. ( amazon で見る)

旅行中、どんなところで写真を撮るとよいのか。その際、どんな構図、どんなカメラ設定、そして光源はどうしたらよいのか。サッパリ分からずただただシャッターをパシパシ押すだけのシロウトにとって、目からうろこが連続で落ち続けること請け合い。

単なる写真の撮り方でなく、「旅行での写真の撮り方」にフィーチャーされているので、旅において気をつけなくてはならないことがしっかり書かれてます。


とはいうものの、単に、綺麗な写真が大判で次々と広げられていって、それだけで眼福であり、「私もこういう写真撮りたい」と思ってもよいし、思わなくてもよい本になっていると思います(笑 それが写真の力ですね。カンバンに偽りなし。


岡田隆『40代からのシックスパック』飛鳥新社、2018. ( amazon で見る)

このブログ記事を書いている時点ではまだまだ40代ではないですが(笑 40代以後の男性が想定読者とされているものの、若い人も女性もみんな読んだらいいんじゃないかと思いました。

ぶっちゃけ単にお腹ワルなんていうのは脂肪落として腹直筋が見えるようになればいいだけで、それだけじゃダメだよ、お腹じゃなくて全身をちゃんと気をつけていかないと。それから筋トレなんてティッシュペーパー一枚一枚重ねていくような気の遠くなる話なので、何よりもまず食事に気を遣おうよ。というのが主旨です。そうして食事に気をつけた上で、効率的に「続く」筋トレメニューっていうのはこういうのがあるよ、と紹介されてます。

ついつい、つらくないと筋トレじゃない、つらい想いをしないと鍛え上げられた身体にはならない、と思ってしまいがちですが、全然そんなこともないですね。各人ムリのないように続くボディメイクをしましょう。

なお、朝ご飯に果物を食べることが推奨されていましたが、柑橘類を朝に食べると、その後すぐに日光を浴びることで肌ダメージが大きくなってしまうという話もあるので、筋トレと肌対策とはまた別に考えなくてはなりません。一つの物事を一つの角度から知って学んで、「学んだ気」になってはいけないということですね。もしかしたらやっぱりつらくないと筋トレじゃないのかもしれません!?(いやさすがにそれはないはず)

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