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2018/09/02

今週の読書紹介(2018/08/27~2018/09/02)『アニメビジネス完全ガイド』『病気を治したいなら肝臓をもみなさい』


今週(2018/08/27~2018/09/02)からは次の2冊を紹介。


増田弘道『アニメビジネス完全ガイド 製作委員会は悪なのか?』星海社新書、2018. ( amazon で見る)

製作委員会は悪なのか? と訊かれても、まず、製作委員会って何? という話ですし、そもそも製作と制作の違いとは? というところからですよね。

というわけで、この表題が挙がるまでには、アニメ業界のこれまでの経緯や現状について、データに次ぐデータで明らかにしていき(=衰退している日本産業の中で伸び続けているというデータ)、そして制作、製作、流通という3つがいかにして分業してアニメビジネスを支えているか(ここでは簡単に、制作=クリエイト/製作=プロデュースとだけ)、またそれぞれの中でどんな職種があるか、という細かい説明が経られます。

製作委員会とは簡単にいってしまえばその作品に対する出資者の集まり、というもので、日本のアニメ業界独自に発展してきています。著者による結論は、決して悪と断ずることができるものではない、ということなのですが、その理由付けの詳細が気になる方は本書本文をご参照ということで。

それにしても、構成としてとても良い本だったので、『音楽教育ビジネス完全ガイド』とか誰か書いてくれないものかな。定年過ぎたくらいの会社に縛られないようなポジション取れている人が理想的なんですよね、こういうのは。


高林孝光『病気を治したいなら肝臓をもみなさい』マキノ出版、2018. ( amazon で見る)

まず、肝臓をもむ、という発想がないですよね、普通は。健康な人でも病気の人でも、肝臓が簡単に触れられる位置にある、という認識にないと思います。そう、触れるんですね、いとも簡単に。右側の肋骨の下あたりにあります。

肝臓がいかに人体の中でワイルドカードな働きをしてくれるかについては、たくさんの他の本でも語られていることですが(やってくれること、その数実に、500種類以上)、何はともあれ有名で重要なことは「解毒」ですね。その解毒作用を主とした活動を活性化するには、肝臓に休んでもらう食生活を送るのが一番ですが、それに加えて、揉むと良いですよ、というのが本書の趣旨です。

揉むといっても、いきなりお腹をにぎにぎしてはいけません。本当に皮膚のすぐ下にあるので、迂闊に強く触ると傷ついてしまいます。ボクサーがお腹を守るのは、胃と肝臓への直撃を防ぐためで、もしマトモにブローを受けると立ち上がれなくなるようですね。肝臓の揉み方は、軽く撫でる→撫で回す→上から少しだけポンピングしてあげる、くらいだそうです。これを1日おきにおこなう。もう少し詳しいやり方が気になるようでしたら、本書をご覧ください。

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